肩こりについて

肩こりといっても様々な原因があります。筋肉の使いすぎや寝違え、姿勢の悪化などが主な原因ですが、頚椎ヘルニアになると肩が凝る場合が多くあります。
頚椎ヘルニアになると、首や肩周辺の筋肉が緊張を起こしますので、頚椎ヘルニアを発症している人は必ずと言っていいほど、肩こりがあります。
予防策としては、ストレッチやマッサージを定期的に行い、ストレスをできるだけ溜めないことが大切です。頚椎ヘルニアは痺れなどの神経症状が起こすと、とてもやっかいですので、できるだけ早く治療を受けることが大切です。
痛みが強い場合は、できるだけ首の姿勢を変えずにいることも大事です。もし、症状が悪化してきたら、頚椎カラーなどで固定する治療を行います。
また急性期は炎症が強いため、アイシング、冷すことが大切になってきます。患部には首の痛み、多少の腫れがあることもありますので、できるだけ冷すようにして炎症を早く鎮めることが肝心です。
寝る時には枕が合わないと首の痛みも悪化しがちです。枕は肩のあたりまで沿うようなものがよく、逆に首と布団の間に大きく隙間が開くようなものはよくありません。
また逆に肩こりがひどくなって、頚椎ヘルニアになる場合も考えられます。肩こりは姿勢が悪かったり、背骨や骨盤が歪んでいる証拠です。
普段の姿勢の悪化や、運動不足にはやはり注意が必要です。パソコンや立ち仕事などを長時間していると、どうしても姿勢は悪化しがちですので、1日の終わりにはストレッチやマッサージなどを行い、しっかりと頚椎周りをクールダウンさせることが大事です。
また、うつむく姿勢をできるだけとらないようにするのが基本と言えます。うつむいている時間を減らすことで、それほど短期間にとは行きませんが、徐々に痛みが軽減されるのを実感できると思います。
首は重い頭を常に支えていなければなりません。また首の骨には脊髄が走っていますので、この神経を守ることも大切です。
このためには、頚椎周りの筋力を強化することがとても大事です。ブリッジをしたり首で重いものを持ち上げるなどの必要はありませんが、簡単なストレッチやエクササイズで首を鍛えることが頚椎ヘルニアを予防するためにとても効果的です。