頚椎ヘルニアの治療では保存療法が主です。その中でも、牽引療法は大事なものになってきます。
牽引療法とは、頚椎・腰椎の病気や骨折などの際に、局所の安静・整復などの為に行う治療法です。
頚椎ヘルニアの牽引療法を行っていく際、局所となるのは当然頚椎になります。頚椎というと脊椎の上部、首の部分です。
首の部分を引っ張るというと、首を吊るといった感じにイメージされる方もいるかもしれません。そのイメージ通りのことをします。
しかし、決して怖いものではありません。首の部分にベルトをひっかけて引っ張ります。その様子が首を吊っているようなので、そのように表現される方もいるだけのことです。
自宅でも出来るものが市販で販売されているくらいなので、決して危険なものではありません。
ベルトをかけた上で、首を引っ張ったり緩めたりして荷重をかけ、周囲の筋肉の緊張を取り、和らげて緊張をほぐしていくものです。
その為、頚椎ヘルニアの痛みを緩和していく効果があります。体重に合わせて15~20分にわたって断続的に牽引する方法と、弱い力で長時間行っていく方法があります。
体格や痛み具合によってどちらの方法を取るか判断されます。頚椎ヘルニアの痛みを和らげる有効な治療方法の一つであることに間違いはないのですが、効果は非常に個人差があります。
しかし、中には頚椎ヘルニアの痛みが返って悪化してしまったなどという人もいます。自分に牽引治療が合うかどうかは分かりません。
医師と一度しっかりと相談した上で、一度試してみるという方が好ましいと思います。もし、痛みなどをすぐに感じたら治療を止めるようにしてください。
良く、痛みを我慢して治療を続けてしまう方がいますが、これは返って逆効果になってしまい、頚椎ヘルニアを悪化させてしまう原因になります。
頚椎はとても敏感な部分ですので、痛みや違和感を感じたら、すぐに治療を止め、別の保存療法を試されることをお薦め致します。

